サプライチェーン攻撃
定義
サプライチェーン攻撃とは最終標的を直接攻撃するのではなく、標的が信頼するベンダー・ソフトウェアのビルドパイプライン・オープンソースライブラリ・MSP(マネージドサービスプロバイダー)などを踏み台にして侵入する攻撃です。「信頼の連鎖」を悪用するため、最終標的のシステムに悪意のあるコードが届く時点では「正規の更新プログラム」として扱われ、検知が非常に困難です。代表例はSolarWinds Orion(2020年、18,000組織に侵害が拡大)・XZ Utils(2024年、OpenSSHへのバックドア埋め込みを狙った2年越しの侵入工作)です。対策にはSBOM(ソフトウェア部品表)の管理・依存パッケージのハッシュ・署名の検証・主要サプライヤーへのセキュリティ評価・ゼロトラスト原則のサードパーティへの適用・内部セグメンテーションの強化が有効です。
関連用語
サプライチェーン攻撃が登場する記事・比較
よくある質問
サプライチェーン攻撃とは?
ソフトウェアのビルドパイプライン・オープンソースライブラリ・ITベンダーなど「信頼されたサプライヤー」を踏み台にして最終標的に侵入する攻撃。SolarWinds事件(2020)・XZ Utils(2024)が代表例。
同じカテゴリの用語(攻撃手法)
侵害済みアカウント、VPN認証情報、RDPアクセスなどを入手・販売し、別の攻撃者へ初期アクセスを渡す主体。…
第三者が利用者アカウントを不正に支配する状態。漏えいパスワード、フィッシング、セッション窃取、OAuth同意悪用などが原…
攻撃者が正規サービスと利用者の間に入り、認証情報やセッションを中継・窃取するフィッシング手法。…
国家支援組織や高度な技術を持つ攻撃グループによる長期・潜伏型の標的型攻撃。数ヶ月〜数年かけて侵入・維持・情報収集を行う。…
取引先や経営者になりすまして送金、請求書変更、機密情報送付を促すビジネスメール詐欺。…
APIなどで、利用者がアクセスしてよいオブジェクトかを十分に確認せず、他者データへアクセスできてしまう認可不備。…